営業担当さんとの度重なる打ち合わせによって、間取りがほぼ決まった頃に、
「それではそろそろ設計担当の者との打ち合わせの日取りを決めようと思います。その打ち合わせが終わったら、図面を元に、部材発注(建設材料の発注)をします。部材発注をしたらその後の変更はできません。」と説明を受けました。
正確には発注日から数日間の猶予があって、その間の変更は可能なのですが、
家の内装も、外装も、すべてが決まってから発注&工事開始だと思っていたワタクシ。
設計担当の人との打ち合わせで、家のほぼ全部を決めなければいけないと知って焦りました。
(「知らなかった!完成までの段取り」を参照)
キッチンや洗面台などはメーカー発注なので後からでも大丈夫。
カーテンや照明は、インテリア担当と打ち合わせして、部材発注の後に選ぶ。
家の外壁と玄関のたたきは部材発注に含まれるが、その他の外構は、エクステリア担当と打ち合わせして、棟上げ後に決めても大丈夫。
と、後から決めればいいところを説明されたのですが、いやいや!そんなことはないでしょう!
まず、キッチンの背面収納。
床置きの棚と天井付けの棚の間に窓が欲しい。
棚の高さを決めないと窓をどこにつけるか・・・つまり間取りが決まらず部材発注ができない。
「後からでも大丈夫」じゃない。
次にトイレ。
キッチンのように、TOTOやリクシル等のトイレを選ぶなら、メーカー発注なのであとからでもいいけれど、トイレ・収納・洗面が一体になったミサワのトイレを選ぶなら、部材発注になる。
結局、トイレも決めとかなきゃいかん!
次にカーテン。
普通に、壁にカーテンレールをつけてカーテンをさげるというデザインなら、後からでも大丈夫だけれど、カーテンの魅せ方によっては、カーテンと壁の形をセットで考えなければいけないものもある。
部材発注の後では、壁の形を変えるのは無理!
次に照明。
カッコイイ間接照明は、垂れ壁などして照明を隠したりする必要がある。
この照明!!と、そこまで選ばなくてもいいかもしれないけれど、どこにどんな感じの照明を付けるか、イメージくらいはしておかないと!
そして、エクステリア。
部材発注どころか、建設が始まってからの打ち合わせでもいいというけれど、家の外壁と、玄関のたたきから玄関前の階段までのタイルは部材発注。
ちょっと待って。
玄関前の階段からアプローチにつながり、それが庭に伸びていって、駐車場・道路につながるんじゃないか。
それに、庭の外壁・家の外壁・庭・駐車場がすべてひとつで「我が家の外観」。分けて考えるわけにはいかない。
「〇月〇日に部材発注します」と言われていましたが、「そんなの無理だから待って欲しい」とお願いしてギリギリまで待ってもらいました。
その間にエクステリアの担当さんとざっくり打ち合わせし、インテリア担当さんとの打ち合わせを入れて、設計図面を、何度してもらったかわからないくらい修正しました。
ワタクシたちの場合、消費税UPの関係で、完成までの日程がとてもタイトだったこともあって、部材発注完了までの数日間が、本当に辛かったです。
期限は「部材発注日」!!
この日までにどれだけ具体的に『家』をイメージできているかが勝負です。