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越冬生活 vol.6

今日の物語は・・・

みずほ基地への内陸旅行の準備です


旅行と言っても観測の為に行くのであって、遊びではありません

この内陸旅行は私も参加する予定なので、またここで紹介したいと思います

この旅行は大型の雪上車を4台使い、計25台もの橇(そり)をひきながら、
片道約270㎞・全行程3週間程走ります



この日の為にずーーーーーーーーーーーーーーーと橇を修理していました
その数現在37台!

材料の木材やボルト類の金物まで欠品している物もありますが、
廃棄する橇を部品取りにしたり、基地中の建物を探し回って部品をかき集めています


S18H74LD7e.jpg

このような感じで壊れています


BhqmuLnPPK.jpg


yLeu8pKjtg.jpg

横の「手すり枠」と前後の板を外して、新しく作り直します
枠はかなりの数の橇で破損しているので、ほぼ新規で製作します


jwtIsW6n08.jpg


LXp9CopAIl.jpg

手すり枠の両側に付いている金物も新品を使いはたしたので、削れて薄くなったところを溶接で肉盛り・防錆処理をして再利用します


28AzKDk7wv.jpg

その他の部品も板金・交換をして使えるように修理します


LUAVzhYMqt.jpg

修理後はこんな感じです
今回は室内で作業できましたが、普段は
当然、外で(;゚Д゚)
作業してます(笑)

燃料を運ぶ橇以外にも

jrWRXxlP9J.jpg

「食料橇」と呼ばれる橇の扉や中にある棚なども修理・製作します


1aUU1eCh48.jpg

こちらは「トイレ橇」です

2Uc3aXLNE9.jpg

個室が2つあり、それぞれカーテンを付けました


vQkqXk9W1_.jpg

興味がある人もいたと思いますが、ジェットヒーターを焚いて温めますのでかなり快適な空間が出来ます



今回一緒に同行する隊員から熱望されていた、雪上車のエンジンの上で寝れる
ベット
も作りました

orViDzjXD9.jpg

前席の間にある黒いでっぱりの下にエンジンがあります
その上で寝ると暖かいから、との依頼でした
長さが足りないので高さを合わせて延長します


kN_nz4J4I_.jpg

2台目


sNVYS8IIFX.jpg

あとは、羽毛服などをかけるフックが欲しいと依頼があったので、今回使用する全4台にフックを取り付けました

極夜明け7月から続けてきた橇の修理がまずは終了します
あとは壊れないように「みずほ基地」まで運びます


今日の物語はここまで・・・



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この記事へのコメント

  • 1,
  • 犬さん
  • 2020/11/21 21:24
橇修理は建築隊員の仕事の一つですから
怪我と凍傷には十分気をつけて頑張って下さい。
おたふく手袋とインナー手袋は必需品ですが、最初にビニール手袋(手術に使うようなヤツ)をはめてからの方があったかいですよ。
機械隊員が持ってると思います。
日本から応援してる人が沢山居てます。
怪我無くご安全に

犬さん
手袋は完全防寒で作業しました
しかしゴーグルの下あたり、顔のほほの部分が凍って少し凍傷になりました
後悔の無い様に出来る限りの事はやっていく予定です
帰国後は応援してくださった皆さんにいい報告が出来ればと思います
ありがとうございます

  • 3,
  • くまモンさん
  • 2020/11/22 11:58
橇ってそんなに数があるんですね!ちょっとびっくり

それだけあると修理も大変ですよね

凍傷には気を付けて!

くまモンさん
私も知りませんでした
修理した橇は44次隊が持ち込んだ物もあり、建築担当の先輩方がしっかり治していたと思います
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