性能と快適さ欲張りたいですね。<小西けい>

関わらせていただいたレコーディングスタジオが出来上がりました。
間仕切りの内側にもう一重浮き床、浮き壁をつくる防音室です。防音工事専門の業者に防音設計もしてもらいました。音を外に出さない音を外から入れない防音ももちろん大切なのですが今回は録音をするため、その他に部屋の中で発生した音の処理もとても重要になってきます。

今回の計画は既存の建物の一部をスタジオにリフォームしました。もともとそこに大きな丸窓があり、それを残して欲しいというご要望もあり丸窓のある明るいスタジオになりました。
しかし、この窓が音響的に悪さをしてしまい今日はその対策検討のための実験をしてきました。吸音するというブラインドを試しに設置してみましたが、それではすべての問題は解消されず、布地でならばかなり吸音してくれることがわかり問題は解決しました。
窓を最初からなくしてしまえば何も心配はなかったのかも知れませんが、丸窓のある明るく、海の中のような深いブルーの落ち着いたスタジオも魅力的だと思います。
性能のみを追うのではなく性能も求めつつ快適な空間を常に求めて行くのが設計する者の仕事だと思いました。


g.i.l studio1

こちらはコントロール室

g.i.l. studio2



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