先日、出張先で仕事の合間にめぐっている建築のことを書きましたが、出張先でのもう一つの楽しみといえばやはり食べること。出張が決まると必ずその場所の名物料理をチェックしていきます。というわけで、これまで記憶に残ったものをいくつかあげてみます。
まずは、北の旭川から。
「居酒屋サロマ湖の牡蠣のがんがん焼き」
皿からものすごい高さまで積み上げられた蒸牡蠣に絶句。蒸すことでうまみがふくらんで、止まらないおいしさです。
お次は、東京を通り越して名古屋。
「あつた蓬莱軒のひつまぶし」
名古屋出張の時はいつも立ち寄ります、、、が、行列がすごくてあきらめることもしばしば。松坂屋店など多い時は50~60人待ちではないでしょうか。
さて、ひつまぶし、最初はそのまま、次は薬味を混ぜて、最後は茶漬けにして、と3種類の食べ方を楽しめるのですが、みなさんはどれが好きでしょうか?一説には、若い人はそのままで濃厚な味を、お年を召した人は茶漬けであっさり目にして、という傾向があるとか。
最後は、博多。
「割烹よし田の鯛茶漬」
これもひつまぶしと同じで、最初は鯛を胡麻だれのついた刺身のまま、次はお茶漬けにして食べるのですが、牡蠣と同じ原理でお茶漬けにしたときに鯛の甘みがでてきておいしいのです。
南北に長くて気候風土や陸海産物のバラエティに富み、その地方独特の食文化が連綿と生き続けている、日本は本当に幸せな国だなと思います。
どこのお店がもっと美味しいとか、まだこんな名物があるとか、ご存知の方はぜひご一報のほど。次の機会にめぐってみます。