2013年現在、家の外壁には、質感や色が異なるパネルを組み合わせて使うことが流行っております。
ワタクシどもは、ベースとなる壁に、何と言いましょうか・・・エジプトのピラミッドの色のを選びまして、そこにアクセントになる色を足そうと考えていました。
参考になるミサワのお家はないか、営業担当さんにお聞きしたところ、ピラミッド壁を採用されたお家は、一軒しかないとのこと。参考になりそうで参考にできない。
残された方法は、A4サイズの壁見本とにらめっこしながら、頭の中で想像すること。
設計担当のかたと一緒に、屋根の見本・ピラミッド壁の見本・アクセントになる壁の見本の3枚を、部屋の壁に立てかけ、反対側の壁まで後ずさりして、「こういう家が建っているとすると・・・」と、想像する。
こうして選んだのが、ピラミッドの壁・アクセントに茶色い壁・赤い屋根の組み合わせ。
設計担当さんにも、営業担当さんにも、「赤い屋根ですか!」と驚かれました。新しく導入した色だったこともあって、赤い屋根を採用したのは、知っている限りうちだけだそうで・・・。ワタクシ、チャレンジャーです。
コレ!と決めた後も「本当にこれでいいのか?無難な色にしときゃよかったか?」と迷いました。その時思いました。「立体模型があったらいいのに!」と。
立体模型はありませんでしたが、パソコンで外装・内装を立体的にみることができるキャドというソフトがあって、私たちもそれを見せてもらいました。
キャドのお蔭で、部屋の中の改善点を見つけることができて、本当に助かったのですが、やっぱり立体模型のほうが見やすいと思うし、気付くことも多かったと思うんです。
幸い、外壁と屋根の色の組み合わせは、ワタクシが想像した以上によかったのですが・・・。
家の配色がまずかった。
以下の絵は、ワタクシが外観をデザインする時に実際に使った絵なのですが、
赤い屋根
全体はピラミッド色
窓の付近に入れた茶色い縦ライン
絵では問題ないように見えます。
けれどもワタクシ「我が家が背の高い家である」という認識が甘かった。
ミサワホームの『蔵のある家』は、通常の家に比べて背が高く、縦長のデザインになりやすいんです。
ですから実際のうちはこんなふうに、
アクセントの茶色いラインによって、縦長がさらに縦長に見えるお家になってしまいました。
どっしりしたお家に憧れていたのに、なんだかひょろっこい。
入れるべきは縦ではなく、横ラインだったのか・・・それとも・・・
やはり、立体模型を使ってアイデアを練りたかった!
そしてもうひとつ。外観の中では最大の誤算が
換気扇
建築基準法で定められてて、必ずしなきゃいけない24時間換気。
そのための換気扇を、ワタクシ、ダイニングに付けたんです。
臭いがこもるのはキッチンとダイニング。ここにつけとけば、24時間換気されて臭いとおさらばだーと思って付けたのですが、ダイニングがあるのは家の正面側。
換気扇、普通は付けない家の正面側。
担当さんにも「正面に付けちゃって大丈夫ですか?」と聞かれたんですが、そんなに目立たないだろうと思いこんでいたんです。
でも実際は、
すごく目立ってます。
壁をぶちぬいているので修正はできません。
目立った換気扇を目の前にして、もし設計段階で立体模型があったら、「ここにこんな感じで換気扇が付くことになりますよ」と教えてもらえて、「あー、それはイカンね」と変更できたんじゃなかろうか?と考えちゃったのはワタクシの甘えでしょうか(涙目)
でも、もういいんです。
換気扇を付けた場所は、ここ。
アクセントカラーのすぐ横。
「なんだかほくろみたいだなー」と、ワタクシふと思いまして、「それじゃあ、マリリンモンローのほくろみたいに、チャームポイントにしてしまえばいいんだ!」と思いつきました。
換気扇の場所を失敗したのではなく、あえて、あえてこの場所に付けたんだと思わせる方法。
成功しましたら、この記事に追記するか、新しく記事にするかしたいと思います。