我が家はミサワホームの蔵のある家を採用しました。
「ミサワの『蔵のある家』を作る予定だよ」と言うと、聞いた人は白壁のどっしりとした蔵を思い浮かべるようで「蔵作るの!?」ととても驚かれました。
実際のミサワの蔵は、ひとことで言えば『天井がとても低い部屋』。
ミサワさんに建築をお願いする以前、チラシやパンフレットなどで蔵の見取り図を見た時、ワタクシはそう思いまして、「なーんだ、蔵ってカッコイイ名前が付いているだけじゃない」と、失礼なことを思っておりましたが、この『蔵』を間取りに取り込むと、オリジナリティのある家になるんです。
ワタクシどもの家も、まるでデザイナーさんにお願いしたような・・・というと言いすぎかもしれませんが、子供心くすぐられるワクワクする間取りになりました。
さてこの蔵、とても天井が低い特殊な部屋になるので、平面図や立面図だけでは間取りをイメージするのがとても難しい。
我が家の場合はさらに複雑で、「広さは4畳、天井には傾斜があるので、高さが50㎝から130㎝に上がっていきます」と説明を受けました。
広さが4畳の部屋は実際にありますし、天井高130cmの蔵も、ミサワのモデルハウスで実際に見ることができますが、さすがに天井の傾斜まで同じ蔵は・・・。
そこでワタクシが考えたのは、今住んでいる家に、蔵のモデルルームを作ること。
用意したのは、目立つ色の糸とテープ。
赤い糸を畳の部屋の4畳分の壁に、図のようにテープで張って、モデルルームを作りあげたのです。
百聞は一見にしかず。
このアイデアで失敗なく蔵の大きさを決めることができました。