『快適な我が家で苦労しているポイント』で書いた通り、現在、まさに庭を開墾する日々を送っております。
ワタクシどもの庭は、山を切り崩した「切り土」の土地で、土は粘土質。
それを重機でガッチガチに固めてあるので、掘り返すのも一苦労。
水はけも悪く、ミサワホームのエクステリア担当さんの勧めで、庭の中心に格子ぶた付きの雨水マスを設置したおかげで、なんとか庭が水溜まりだらけにならずに済んでいるような状態です。
雨水を排水してくれるマスのふた
将来木を植えたいと思っている場所だけ穴を掘り、土を良い土に入れ替えたのですが、雨が降るたびにそこに水がたまってなかなか引かない。もしここに木を植えたら、根が腐ることは間違いありません。
庭全体の土を改良するのではなく、盛り土をしてそこで草木を育てる方法や、木の根切りをしてやる方法、木の状態や成長に合わせて周りの土を掘り返して改良してやる方法もあるのですが、大ざっぱなワタクシの性格上、「めんどうだから、庭全部まるごと土を改良してやろう!」と、開墾を決意したのです。
開墾を始めて試行錯誤すること3ヵ月。やっとたどり着いた『土の改良方法』は、土をふるいにかけて粘土と石を取り除き、腐葉土かバーク堆肥を混ぜるという方法です。
ふるいは、園芸用品店やホームセンターで売っているものでは目が細かすぎるので、100均で買ってきたワイヤーネットを2つ組み合わせて自作しました。
~追記~
ホームセンターで花の苗を購入した際に苗を入れてもらった籠を使って、ふるいを改良しました。黒色の、浅い籠がそれです。
ふるいの中に土を投げ入れられるようになり、機動性がUPしました。
100筋のバケツを2つ並べてその上に自作のふるいを置き、そこへスコップで掘り返した土を乗せてふるいにかける。
すると、石と粘土の塊がふるいに残り、パラパラの土だけがバケツに落ちるんです。
石と粘土は、庭の一角にポイッ!雨が降ると、次第に山が小さくなっていきます。
パラパラの土は、今は庭の一角に山にしてあります。これに腐葉土を混ぜて、元に戻せば良い庭土になるはずです。
この方法は、妻の実家の父母が、庭の土改良の為にとった方法でもあります。今から20年ほど前の話です。
その庭は、今では植えた草木が生い茂り、まるでジャングルのようになっています。(リュウノヒゲは、まるで海原のように茂ってますし、花桃は、放っておいても毎春きれいな花を咲かせているそうです)
生い茂りすぎないように手入れは必要ですが、根を腐らせる心配のない庭はできあがることでしょう。
さて、この記事を読んで頂いたかたの中には、「うちの庭も、この方法でいけるのかしら?」と疑問に思うかたがいらっしゃると思います。
その方々へ、同じように迷いながら土をいじっていたワタクシからのアドバイスを・・・。
まずは、ご自宅の庭の土を掘って、さわってみてください。
鉢植えに使われる「万能土」は、腐葉土3・赤玉土7を混ぜたものだそうです。
つまり、ご自宅の庭の土を、それに近づければよいわけです。
自分の手指が植物の根になったつもりで、土を触ってみて、握ってみて、その土に心地よく根を張れるかどうか想像してみてください。
ワタクシも、初めはマニュアルばかり読んで、腐葉土?パーライト?バーク?バーミキュライト?と、何を混ぜ込むか頭で考えていましたが、土を掘り返し、それを手でほぐしている時に、「自分の手が根っこだとしたら、この土は固いな・・・石も邪魔だ。」と、気付きました。そして、腐葉土3・赤玉土7のさわり心地を思い浮かべ、我が家の土をそれに近づけようとした結果、たどり着いたのがご紹介した方法だったのです。
まずは、ご自身が植物になったつもりで、どれくらいの深さで根をはるだろう?根は伸ばしやすいかな?と、土を掘り返して、触って、想像してみてください。
緑と季節の花が溢れる庭作り、骨は折れますが、ワタクシもがんばります!
~追記~
庭の改良のその後はコチラ
『続・庭の土の改良(追記しました)』