光の演出 夜中編 (画像追加しました)

家を設計している時、「こりゃあ、出来上がってみないとわからない」と思う箇所がいくつかありました。その中のひとつが『照明』です。

照明の明るさは、一人一人感じ方が違うそうです。

Aさんにとって、「充分明るい」照明でも、Bさんにとっては、「もうちょっと明るいほうがいい」と感じられたりします。

ですから、ミサワホームのインテリア担当さんに照明をお任せすると、「誰が見ても明るいお部屋」になるような、無難な照明設置の提案がされます。

ですが、ワタクシはここで声を大にして申し上げたい。

照明は、間取りと同じくらい重要ですよ!

照明と言えば、部屋の明るさにばかり目が行きがちですが、照明の配置一つで部屋の印象がガラリと変わります。

「照明なんて、明るけりゃいいじゃん」と思っていたワタクシの、目からうろこをバリバリ落としてくれたのが、パナソニックの『シンフォニーライティング』というホームページでした。

パナソニックリビング SYNPHONY LIGHTING
http://sumai.panasonic.jp/lighting/symphony/

このホームページにある、ムービー解説を見て、「かっこいい!こんな家に住みたい!」と思ったのが、ワタクシどもが照明に力を入れ始めたきっかけです。

パナソニックのショールームに3度足を運び、コイズミ照明のショールームにも行き、行ける範囲に大光電機のショールームがなかったため大光電機の照明が使われている建て売り物件を見学しに行って、実際に見て・・・と、明るさやデザイン等できる限りの情報を集めて、自分たち好みの照明を選出。ミサワのインテリア担当さんに、明るさや配置のアドバイスを受けながら、数種類の照明を組み合わせて、『なんちゃってシンフォニー』を完成させました。

一軒の家の中に、パナソニック・コイズミ・ダイコー3社の照明が組み込まれた我が家。頭の中のイメージでは、なかなかいい感じのシンフォニーになっているはず・・・でしたが、実際に照明を付けてみるまではわかりません。

「照明のことは専門の人に任せたほうがいい」という通説を蹴っ飛ばして、自分たちの希望を突っ込みまくった『なんちゃってシンフォニー』。妻は「だいじょうぶかな・・・」と不安がっておりましたが、インテリア担当さんがワタクシどもの話をじっくり聞いて、丁寧にアドバイスしてくださったおかげで、イメージ通りのシンフォニーになっておりました。

昼の明るく開放的な部屋が、夜、ドラマチックな部屋へと変貌します。

点灯する照明の種類によって、華やかな明かりや穏やかな明かりに部屋が包まれて、夜もとても居心地がいい家になりました。




そんな照明の中でも、「ここは大成功だった」という点は、ダイニングのスポット照明と、和室の吊り押入れの下の照明です。

ダイニングテーブルの上には、本当はペンダントライトを吊るしたかったのですが、それが叶わず(詳しくは『イメージするなら家具まで』をご覧ください)代わりに取り付けたのがスポットライトでした。

k1LJ0mgDyp.jpg

ダウンライトみたいなスポットライト 正の字はお気になさらず・・・

このスポットライト、テーブルの上の料理を、キラキラ輝かせるんです。その輝きは、まるでレストランのディナーのよう。正直な娘は、「お母さんの料理、おいしそうに見えるよ!」と言って、繊細な妻を複雑な気持ちにさせています。

「お誕生日のケーキ食べる時には、スポットライトだけつけて、特別な感じにしよう!」と、家族皆で楽しみにしています。




和室の吊り押し入れの下の照明は、インテリア担当さんが「照明、入れますか?」と聞いてくれるまで、全く考えていませんでした。

和室は、しばらくの間、寝室として使う予定だったので、「メインの明かりを消した後、寝付けない時に本を読めるように」と、60ワット相当のLEDダウンライトを入れてもらいました。

これが、想定外のことで活躍しております。

新居に引越して初めての夜。和室に布団を敷き、「さあ寝よう」と明りを消したところ、吊り押し入れの下が、「暗黒」と呼んでいいくらいに真っ暗になってしまっていました。

頭の上に真っ暗な空間があるのは、あまりいい気持ちのするものではありません。

殊に、幼い娘にとってはかなり怖かったようで、「電気つけて―――――!!!!」と泣き叫びました。

こういうわけで、我が家では毎晩、吊り押し入れ下の照明をつけっぱなしで寝ります。

暗闇がお嫌いな方なら、吊り押し入れの下には間接照明か、コンセントを設けて
照明器具をつなげられるようにしておくことをお勧めします。






そして、照明に関して「失敗したな~」と思ったことは、娘の「電気つけて―――――!!!!」にも関わることです。

皆さんご存知の通り、LEDライトには、「まめ」がありません。ワタクシどもがそれと知らずに受けていた豆電球の恩恵を、LEDに囲まれている今、すごーくありがたかったんだなー!と、感じております。

主寝室には、豆電球の代わりに、間接照明を付けたのですが、それが思っていたより明るかった!

一晩中付けておいても苦にならないくらいの明るさに調節できるように、調光機能のある照明をひとつ、つけておけばよかったな~と後悔しています。

「真っ暗でも構わないじゃない?」と思ったあなた!夜中トイレに行きたくなった時、パッとつける照明の眩しさは厄介です!トイレに行く本人も「目がー!」となりますし、安眠していた伴侶だって「うぎゃ!」となります。豆電球がつけっぱなしなら、いつでも何時でも気兼ねせずにトイレに行けます。

「いえいえ夜中にトイレなんて行かないし」とおっしゃるお若いあなた!老いればトイレが近くなるんです!夜中トイレに立つ回数が増えたりするんです!そして、老いは必ずやってくるんです!

LEDの寿命は約10年だそうです。・・・・今から10年後・・・(歳を計算中)・・・・。

照明をリフォームする時には、調光ができる照明を忘れずに、必ず、付けようと思います。




~追記~

この記事を書いた後のことを追記しようと思ったのですが、あまりにも長くなるので、新しく記事にしました。

『照明は つけてみるまで わからない』

よろしければ、こちらも合わせてお読みください。



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