妻の夢が縁側でのお茶(『憧れのウッドデッキ』参照)なら、夫の夢は、ベランダでのバーベキューでした。
何度目かの転勤で住むことになったアパートには、ものすごく広いベランダがついていて(6畳はあったと思います)、そこに椅子を出して、本を読んだり、ランチを食べたりしていたのですが、外で風に吹かれながらくつろぐ時間は本当に気持ちがよくて、「家を建てよう」と決めた当初から、「絶対に広いベランダを付けよう!」と決めていました。
住宅展示場をめぐりながら、家に関する知識を深めている時に、ある年配の営業マンさんから「屋根が平たい家は、雨や日光の影響を受けやすく、痛むのが早い」と聞いて、「ベランダでも同じですか?」と尋ねたら、「そうですよ。」という、知ってよかった情報を頂きました。
そこで、私達の家のベランダは、軒を広くとって、雨や日光が当たらないような作りにしました。おかげで、二階の主寝室には光が入らず、薄暗い部屋になってしまいましたが、雨の日でも外に洗濯物が干せるので、妻は大喜びしています。
軒が広く張りだしていることと、その下で、リラックスして過ごすという目的があったので、軒天材の色にもこだわりました。
営業担当さんが、窓のサッシや雨どいなど、家の細かな色を決める時に、それまでスムーズに「その色で。」と言っていた妻が、建て売り物件の屋根の裏側を指さしながら、「軒天材の色は、グレーになります。」と案内した時に、「いーやーだ。」と言ったことには、「そこ?!!」と驚いたそうです。
軒天の色は、木目のブラウンにしました。普通は誰も気にしないこの軒天の色にこだわったことで、家の外観も引き立ちました。
こだわって作ったベランダで、先日、家族で夕食を食べたのですが、風が気持ちよく肌に当たり、虫の声が耳に心地よくて、ゆったりした気持ちになれました。
最近の家は、室内と庭との境界をあいまいにして、外でもくつろげるような作りにするのが流行ってきているそうですが、庭では人の視線が気になるというかたには、2階のベランダでくつろぐ方法を、おすすめいたします。
マンションから戸建に引越し、3年半余りになります。
ああすりゃよかったが時々むくむくと湧き上がり、意味もなくネットでいろいろ検索したりしてしまう、どうしようもない感いっぱいを悪あがきしようとする自分がいて…
いつものように、PCを開いてつらつらとみているとき、こちらに立ち寄らせていただきました。
勝手に親近感いっぱいになりつつ、過去ログも一気に読ませていただきました。
なんだか、足跡を残したい気持ちになり、コメントさせていただきました。
また、寄らせていただきます…