現在、ワタクシどもの『新居に欲しいものリスト』の中には、テレビ台・ダイニングテーブル・ソファ・本棚・ベッド・クローゼット・・・と、インテリア関係の品々が並んでいるのですが、その中で、異彩を放っているのが、『調味料入れ』の文字。
今まで使っていた調味料入れが壊れてしまったとかいうわけではなく、高性能な新しいキッチンには、どうしても必要だとわかったので、リストアップされているのです。
キッチンを選ぶ時に、妻は、収納スペースを無駄なく使えるように、胸から下のものはすべて、引き出しタイプにしました。
サイレント式で、静かに、ピッタリと閉まる引き出しに、妻は大喜びしておりました。
調理台の上がスッキリしているのが好きな妻は、調味料を引き出しの中に入れることにしました。使う時だけ出して、普段は中に入れておく。調味料入れに埃や飛び跳ねた油が付くこともなくなり、この方法は大成功かと思ったのですが、意外な不都合が出てきたのです。
新居で暮らし始めてしばらくして、キッチンで、なんとも言えない異臭がするようになりました。いつも臭っているわけではなく、引き出しを開けた時だけ臭うのに気付いた妻は、初め、「引き出しの中に入れた何かが腐ってしまったのかな?」と思い、中をチェックして掃除をしました。
それでも臭いは無くならず、やっと妻は、「これは調味料の臭いだ!」と気付きました。
味塩コショウ・コンソメスープの素・鶏がらスープの素・カレー粉・粉末かつおだし・粉末昆布だし・中華だし・・・様々な調味料から少しずつ漏れ出した香りが、ピッタリと閉じた引き出しの中で混ざり合ってすごい臭いとなり、引き出しを開けた時に一気に外に出ていたのです。
「台所の臭いって、生ゴミとか、排水溝から来るものとばっかり思っていたけれど、まさか調味料からも漏れ出ていたとはねぇ」と、妻も驚いていました。
香りはどんどん漏れ出し、引き出しの中の臭いはどんどんキツくなってきています。早いとこ〇〇〇ラップ並みに香りを漏らさない密閉容器を探さなくてはいけないようです。