『家はキャンパスである。「完成された家」を建てようとするのではなく、住みながら暮らしをデザインできる「キャンパス」を用意するつもりで家づくりをすると、そこでの暮らしが楽しくなる』と書かれた本を、読んだことがあります。
新居に暮らし始めて6ヵ月。言葉通り、家をキャンパスのようにして楽しんでいる妻の話をお聞き下さい。
家の設計をしている時に、妻は、「玄関の窓を、ステンドグラスにしたい」と言っていました。光が教会のステンドグラスを通って、床にきれいな色模様を映し出していたのを見て、「毎日これを見られたら素敵だろうな~」と思ったのだそうです。
しかし、当たり前の話ですがミサワの標準品にステンドグラスなんてあるわけがなく、その上、『光が入って、床に色模様が映し出されそうな窓』は、玄関扉横のはめ殺しタイプの擦りガラスだけ、「ここをステンドグラスにすることってできませんよね~?」と聞くと、「工場で出来上がってきてしまうので・・・無理です。」と申し訳なさそうに言われました。
設計の段階でステンドグラスにするのは諦めた妻でしたが、家が出来上がった後にステンドグラスのようにできないか調べ、『アートリュミエール』という近代的なステンドグラスや、『ガラス絵の具』でも、光を通すタイプのものがあることを知り、「自分で描く」とか言っていました。
しかし、腕に自信が無くしかも家の顔である玄関に描くことに怖気づいた妻が、結局完成させたのがこちら

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ウォールステッカーをガラスに張っただけというなんちゃってステンドグラス。もちろん光は通しません。
壁紙の厚さがとても薄いため、我が家の壁にウォールステッカーを張ることには不安を感じてしまいますが(詳しくは『ワタクシだけが知っている?壁紙の真実』参照)、ガラスなら張っても安心。もしもシール跡がついてしまっても、お酢できれいに取ることができます。
ウォールステッカーは100均で手に入れた物。汚れたり、飽きたりしたら、はがして新しいのに張り替えるのも模様替えと同じで楽しそうです。
今の時代、「こんなことがしたいな・・・」と思ったら、大抵のことは実現可能なくらい様々な商品が出ています。「透明ガラスを曇りガラスにしたいな・・・」と思って調べたら、曇りガラスにするシールも塗料もあることがわかったりという感じに。
家を一気に完成させるのではなく、少しずつ、自分たちの手で改装していくのも楽しいですよ。
~追記~
先日、妻がなんちゃってステンドグラスの模様替えをいたしました。
冬の絵柄がこちら

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一番下には、大人気の女王陛下が鎮座ましましています。