ミサワホーム『蔵のある家』にしてみて

インターネットで、『蔵のある家』を検索しようとすると、予測変換で「評判」や「デメリット」の文字が続きました。

実際に蔵のある家を建て、そこに住んでみてどうなのか?皆さま気になるところだと思います。

前回の、「ミサワホーム『蔵のある家』にした理由」に引き続き、今回は設計の時に感じたことや、実際に住んでみて思ったことを書きたいと思います。




設計当初、ワタクシどもは、1階に大きな土間収納、2階に蔵がある家にするつもりでいました。

2階に蔵を持ってこようと思った理由は、実際にどうかはわかりませんが、1階に蔵を設けると、蔵の中に湿気が溜まってしまうのではないか?と考えたからです。

1階の土間収納は、構造上、玄関とつなげることができなかったので、家の外へ荷物を出し入れしやすいように、外部ドアを付けよう!と計画したのですが、外部ドアは玄関ドア並みに、非常に高価!!その上、床をたたきにする場合、床の形状が特殊になってしまうんです。


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上の図の出っ張り部分が無駄に思えたので、床をたたきにすることはやめ、外部ドアもあきらめました。

以上の話は階段下収納の場合なのですが、もし、蔵を土間収納にしたいと考えているなら、外部ドアの件と、床の形状について、よくよく確認をしておく必要があると思います。

これはワタクシの考えなのですが、蔵は土間収納には向かないと思います。天井が低いため、蔵の中で、床に手や膝をつく機会が多くなるからです。固くて冷たいたたきでは、体を痛めてしまう可能性があると、ワタクシは思います。




2階の蔵の大きさについて、床面積はすぐに決まりましたが、高さをどれくらいにするかは迷いました。家を建てる土地には、建物の高さの制限があったのですが、それでも、天井高がいくら低くても構わないという訳には行きません。天井が低すぎて、使い勝手の悪い収納になってしまっては、元も子もないからです。

天井の高さを決める前に、夫婦2人で、実際に「天井高120㎝の蔵」「天井高130㎝の蔵」と、いくつか蔵の中に入って、その高さを体感してから、「蔵の天井高は130cm以上は必要!」と決めました。




蔵の形は、小屋根裏タイプで、担当さんから「広さは4畳、天井には傾斜があるので、高さが50㎝から130㎝に上がっていきます」と説明を受けたのですが、その広さでいいのかどうか、全くイメージが湧かない。

そこで、ひもとテープを使って、当時住んでいたアパートに、ワタクシども専用の、蔵のモデルルームを作りました。


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これで天井高も広さも体感できました。

詳しくは『うちだけの『蔵』のモデルルーム』をご覧ください。




収納の大敵「湿気」対策のため、蔵の一番奥に窓を付けました。

さらにミサワの規定で、蔵には換気扇を付けることになっており、さらにさらに、蔵の入り口には扉を付けなかったため、我が家の蔵の通気性は抜群です。

この通気性を生かすために、荷物を収納する時は、すのこの上に乗せています。

先日、大掃除のために蔵の中に入りましたが、カビ臭いにおいがすることもなく、部屋の中のように快適でした。

ひなまつり前に、蔵の一番奥から、雛人形を取り出す予定です。何か「しまったー!!」と思う事態になっていたら、またご報告したいと思います。




使い勝手をよくよく考えて作った我が家の蔵。

間取りは、こんな感じになっています。

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蔵は、引っ越しの時から大活躍してくれました。

2階の荷物の置き場所に困ったら、「とりあえず、蔵にお願いします。」と、どんどん荷物を運び込んでもらいました。

通路も確保でき、後から荷物を探したり、整理したりするのが楽でした。




前の方にも書きましたが、蔵の天井は低いので、蔵の中で手をついたり、膝をついたりすることが多くなります。「それなら床は柔らかいほうがいいよね」と、クッションフロアーにしました。

しかし、このクッションフロアー。柔らかいな~と感じるほど柔らかくありません(苦笑)。クッションフロアーは、家にはあまり良くないそうで、しまったな~、ワックスレスのフローリングにすればよかったかな~・・・と思っています。(天井の低い蔵に、要ワックスの床は手入れが大変そうです。)





蔵があることに、我が子は大喜びしています。

蔵の高さは130cm。小学校1,2年生になるまでは、かがむことなく中に入れます。

我が子はそこを「秘密基地」と呼んで、走りながら出たり入ったりしています。




実は我が家には蔵が2つあり、ひとつは収納に、ひとつは夫の書斎として使っています。

置き場が無かった仕事関係の品々も、「自由に使える一部屋」ができたおかげで、スッキリと整理することができ、夫は大喜び。

収納として使っている蔵のほうは、「将来はコレクション部屋にしたいな~」と、妻は言っています。

今は雑多なものがスペースの半分を占めているのですが、それを整理して、我が子の写真や、家族のアルバム、思い出の品々を飾って、眺められる部屋にしたいそうです。




大活躍しているだけでなく、我々家族をわくわくさせてくれる蔵。でも、不安な点や、設置場所に関して、気をつけなくてはいけない点もあります。




蔵を作ろうか?と検討していた時に、でも、歳を取ったら、ひざや腰を痛めて、蔵を使えなくなるんじゃないか?と、不安に思った時があります。

でも、ひざや腰を痛めたら、押し入れにしたって、普通の物置にしたって、蔵にしたって、荷物の出し入れが難しくなるじゃないか。と思い直しました。

歳をとれば、必要なものの数も減るでしょう。蔵に入れなくなる前に、中の物を整理すればいいだけの話です。それに、その頃には孫が出来て、蔵は絶好の遊び場として活躍してくれるかもしれません。




蔵の設置場所ですが、これは、これだけは、本当に気をつけなくてはいけません。

我が家のように、小屋根裏タイプの蔵にする場合


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蔵は、家の北側に持っていくことを、強くおすすめします!

南側の屋根裏を使うと、屋根に当たった太陽の熱が部屋の中まで伝わり、部屋の中がものすごーーーく暑くなるのです。(詳しくは『暑い二階と涼しい二階』をご覧ください。)


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幸い、我が家の小屋根裏の蔵は北に面しています。ものすごーーーく暑くなるのは、我が家の主寝室。広さ10畳、天井高340の部屋があれだけ暑くなるのですから、もし蔵だったら・・・中の荷物がどうなる事か・・・。




今のところ、以上が『蔵のある家』について、ワタクシが思ったことです。

最後に、余計なお世話だとは思いますが、蔵の評判を気にされているかたに・・・。

評判よりも、『蔵のある家』が、ご家族の生活スタイルに合っているかどうかのほうが重要だとワタクシは思います。

集中収納がたくさん必要なワタクシどもにとっては、蔵はとても必要な場所です。しかし、分散収納のほうが必要な人だったり、足腰の弱い方なら、蔵を作るよりもその分部屋を広くした方が良いと思うのです。

よろしければ前の記事『ミサワホーム『蔵のある家』にした理由』を参考にして頂いて、(いやいや、参考にならないので読まなくってもなんでもw
)ご家族の生活スタイルに『蔵』は合っているのかどうか、家族会議を開いてみてください。


家は住むところだけじゃない。ワクワクするところでもある。 そんな蔵のある家オーナーが増えてくれたら・・・ワタクシ、「仲間が増えた!」と、嬉しく思います。



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ミサワホーム東海で木造注文住宅『蔵のある家』を建設。
今更ながら「ああしときゃよかった!」「こうしときゃよかった!」と思うことを
ここで愚痴って発散してます。

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