注文住宅を建てる際、最も打ち合わせが白熱するのがキッチン・・・ではないでしょうか。
ワタクシどもの場合も、キッチンに関しては、引越しの度に痛い目にあっていたので、譲れない点をピックアップして、4社のショールームを何度も回って決めました。
地域や担当者によって違うのかもしれませんが、ミサワホーム東海にお願いしたワタクシどもの場合、間取りの打ち合わせでキッチンの場所や広さを決めてから、そこにはまるシステムキッチンを、各メーカーのショールームを見に行って決めるという順番になっていました。(詳しくは『知らなかった!完成までの段取り』と『戦慄!部材発注』をご覧ください)
ミサワの営業担当さんは、ショールームの予約は取ってくれましたが、行くのはワタクシどもだけ。周りを見ると、ハウスメーカーのかたが、顧客と一緒にショールームを周っている姿が多くて、「うちはいな~い」と、ちょっと不満でした。
さて、ミサワホームに対する愚痴はこのくらいにして、ワタクシどもが経験してきた数々のキッチンの失敗(一部知人が経験した失敗含む)を、6つの記事に分けてお話したいと思います。
実際、キッチンを考える時に役立てたワタクシどもの失敗談、皆さまのお役にも立てば幸いです。
まず!キッチンの位置!これには妻が長いこと泣かされてきたので、一番最初に書きたいと思います。
昭和に建てられた家に多い、こんなキッチン

妻の実家も、ワタクシどもが住んできたアパートも、このように壁面にキッチンが位置していたのですが、これが本当に厄介でした!
下のアパートの見取り図をご覧ください。

壁面のキッチンの後ろには、ダイニングとリビングが続いておりました。もちろん客間なんてございません。お客様をリビングにお通しした時に、キッチンが丸見え!

部屋の掃除に加え、キッチンの掃除も必須。来客の予定が入る度、急遽家の大掃除が開始されておりました。
キッチンは、壁面にもっていかない!これが2番目の条件になりました。(1番目の条件は『キッチンの禁忌』をご覧ください)
~余談~
タイトルに挙げました「我ら史上最悪なキッチン」は、ただの壁面にあるキッチンではございません。
それは、収納力が極端に無い壁面キッチンだったのです。
その為妻は、もともと設置されていたカーテンレールで作ってあるようなオープン収納棚に、ワイヤーネットをくくり付け、そこにかごを引っ掛けて調味料を置いたり、タイルの壁に吸盤フックをくっつけて、調理道具をひっかけたりと工夫をしました。
こうしてできあがった、不本意な壁面収納がこちらです。

確かに使い勝手はいいのですが、決して人目にさらしたくないごちゃっとしたものが一堂に壁面収納されている上に、壁面だから嫌でもお客様の目に入るという全くもって不本意な壁面収納でございます。
これを見た妻の友人が一言
「・・・・すごいね!」と言ったそうで。
すごいキッチンだねという褒め言葉だよと夫は慰めたのですが、「・・・すっごいことになっちゃってるね」って意味だったんだよ~と受け止めた妻の、トラウマになっております。