唐突ですが、我が家の妻は料理が苦手です。
苦手なだけでなく、嫌いです。
本人が断言しておりますので、間違いございません。
そんな妻がキッチンに求めたのは、掃除のしやすさと、収納力と、そして、楽しさです。
嫌なことを、嫌な場所でするのは、本当に苦痛です。
料理が嫌いだけれど、しなければいけない。それならば、少しでも自分が「やりたい」と思える環境にしようと、妻は考えました。
まず妻は、「明るいキッチンにしたい」と申しました。
以前にも書きましたが、人というものは本能的に暗い場所を避けるそうなのですが、ことに妻は暗いところが苦手で、「実家のパンドリーが薄暗くて嫌いだった」そうです。
そこで、キッチンを明るくすべく、壁面に横長の窓を設けました。
妻の実家にも、同じような窓があるのですが、これが設置場所に問題があって開かずの窓になってしまっているそうで、
その窓は壁面キッチンの窓なのですが、奥行きがある作業台のさらに奥にある出窓で、開けようと思っても手が届かない。

妻の母親も「これは大失敗だった!」と笑い飛ばしておりました。
ですのでワタクシどもは、必ず手が届くように、設置する高さや奥行きをよくよく考えた上で設置したのですが、この窓、100点満点ではなかったんです。
まずは明かりとりの面から。
実際、我が家のキッチンは、日中は照明が全く要らないほど明るいのですが、それは、南の窓と、北の裏口によるところが大きいのです。
とある情報によると、明かりとりの窓は、横長よりも縦長のものを選んだほうが良いそうで、確かにワタクシどもが設けた横長の窓よりも、縦長にガラスが入っている裏口から、たくさん光が入ってきています。
横長の窓は、正直、無いよりはあったほうがいいかもしれないくらいの明るさしかもたらしてくれていません。
・・・・いや!でも!無いよりは、あったほうがいい!失敗ではないです。70点ぐらいはとれてます。
そして、通気の面。
実はこの窓、我が家のキッチンの換気口のすぐ真下にあるだけではなく、お隣のお宅のキッチンの換気口のすぐ近くにある。
ですので、ついうっかりあけっぱなしすると、食事時に、おいしそうな香りがダブルで窓からバンバン入ってきます。
・・・・いや正直お隣さんのことは大誤算でしたが、我が家の排気口のことは図面上で気付いていましたよ!でも、ここしか設置できる場所がなかったんです!
明かりとりとして70点で、設置場所に問題がある窓。・・・無いほうがよかったか?と、記事を書いていて思ってしまいました。
なんともまとまりのない話になってしまいましたが、結果として我が家のキッチンは明るく、居心地のいい場所になっております。
職場でも家庭でも、いい仕事をするには、職場環境が大事だと、ワタクシは思うのです。