失敗から生まれたキッチン6 立つのが楽しいキッチン

妻がキッチンに求めたものは、掃除のしやすさと収納力、そして、楽しさでした。

料理をしている時の疎外感を無くすために対面式のキッチンを採用。採光に配慮して、明るさを確保、そして次に妻がキッチンに込めたのは、『自分の理想』です。

子供が大きくなったら、二人で料理を作りたい。子供が独立して家を出たら、夫と二人で料理をしたい。それが妻の描いた理想でした。

以前住んでいたキッチンは、作業台も洗い場も非常に狭く、妻が手伝って欲しいと思っても、誰かが一緒に立つと、かえって「邪魔」「やりにくい」ってことになっていました。

そして、ワタクシどもがお手本にした夫の実家の対面式のキッチンは、通路の幅が狭くて、誰かが後ろを通ろうとすると、それをよけるために、料理する手を止めなくてはいけないので、母がその度にイライラしているようでした。

ですからキッチンの間取りを考える時には、洗い場も、作業台も、人が二人並べる広さをなんとか確保。キッチンの通路の幅も、キッチンに立つ人の後ろをもう一人が通れる広さにしました。

現在、料理嫌いの妻のサポートに夫や子供が入ることがありますが、何の支障もなく手伝うことができています。




また、これは計画した訳ではなく、偶然そうなったのですが、流しのまん前にテレビが位置しているんです。

食事を終えると、妻は洗い物を始めて、夫や子供はテレビを見始めます。

以前住んでいたアパートでは、壁面のキッチンで背を向けて洗い物をすることに、悲しさすら感じていた妻・・・。現在は、テレビを見るベストポジションに陣取って洗い物をしている(笑)。実際にテレビを見ながら洗うのは無理ですが、家族と一緒の時間を過ごしている実感があり、それがとても幸せだそうです。




料理の仕方は、人それぞれ。集中して料理したい職人タイプの人には、クローズタイプのキッチンのほうが、「料理が楽しい!」と思えるキッチンだと思います。

キッチンの機能性だけでなく、色や収納や照明で演出して、立つのが楽しいキッチンにすることもできると思います。

「楽しい」は最強です。家づくりの時に楽しさをプラスすると、なんとな~くうまいこといくもんです。



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