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越冬前半のお仕事

オス! たまには仕事のお話をしますね(笑)


4月に入ってから大きなウェイトを占めていた作業

じつは建築の仕事ではありませんでした[考えてる顔]

環境保全部門で59次から組み立てを始めた
新焼却炉を60次で完成させ運用する というものでした

こちらが従来使用していた焼却炉 まだまだ現役[猫2]
焼却炉

電離層棟と並ぶ赤い建物、焼却炉棟という建物に設置されています
西部エリア


そしてこちらが新焼却炉 一度に焼却できる量が増えて焼く回数が減らせるのだ[猫]
ここから作業開始!
横から見るとこうなってます
作業開始はこんな状態

左側の箱の部分がゴミを燃やす【1次燃焼室】
右側の円筒状の部分が【2次燃焼室】、通称【サイクロン】です

59次隊でここまで組み上げたものを引継いで

作業全体の確認と【1次燃焼室】部分を環境保全の和泉隊員が主に担当

焼却炉の躯体組み立てを発電機エンジンの菊田隊員が担当

オラは【サイクロン】部分を主に担当し、他にも日替わりで沢山の隊員がお手伝い[ウィンク]

【サイクロン】の中に入り耐火レンガの目地を詰める南極悟空
かろうじて円筒に入れます

最上段は床で断熱材と耐火レンガを組み付け、吊り上げて設置
【サイクロン】最上段

【サイクロン】最上段


【サイクロン】の周辺機器(バーナー、ブロアー、制御盤など)取付
メインブロアーとバーナー

補助ブロアー


周辺機器の取付が終わると躯体の組み立て
躯体組み立て途中

箱が出来ました

躯体は鋼鉄製で一つ一つのパーツが重いので組み立ても大変です[がまん顔]

この頃のオラは【サイクロン】に入ってひたすら目地詰め
狭くて身動き取れない!!
あとは【1次燃焼室】と【サイクロン】の接続部分を耐火モルタルで成形、など
接続部の成形

【サイクロン】内部の作業が終わったら煙突の穴を残し天板を作成
天板フレーム取付

天板レンガ取付

煙突の穴を耐火モルタルで成形


【1次燃焼室】内部も出来上がり
【1次燃焼室】内部


5月~6月にかけてブリで焼却炉棟に通勤できず[ふらふら]たびたび足止めを食らいましたが
ミッドウィンター前には本体が組みあがっていよいよ移動です

この新焼却炉、鋼鉄とレンガですからメチャクチャ重い[あせあせ(飛び散る汗)]

重量はなんと約7.5トン!!

移動するのも一苦労です[冷や汗2]

従来使っていた焼却炉を一旦建物入口側へ移動
旧焼却炉
次に新焼却炉を建物の梁から吊り上げて少し浮かせながら移動
梁からチェーンブロックで吊り上げ

移動

移動
これまでと同じ使用位置まで移動し煙突を接続して設置完了[exclamation]
煙突


6月はミッドウィンターフェスティバルの前後やブリ三昧でバタバタしまして[冷や汗]

7月4日 新焼却炉の火入れ式が執り行われました
火入れ式


和泉隊員の司会で祝電の披露や神事(お清め)のあと
いよいよバーナー・ブロアーの電源投入[exclamation]
司会の和泉隊員と参列する隊員たち

火入れ式

電源を入れる堤隊長

点検窓から焼却するゴミに着火
火を入れる和泉隊員

神事も無事終わり、皆でお神酒[とっくり(おちょこ付き)]をいただきます[うまい!]
直会



左から菊田隊員、和泉隊員、南極悟空[猫2]
新焼却炉組み立て主要メンバー


新焼却炉に携わった主要メンバーもご満悦[ウッシッシ]



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この記事へのコメント

  • 1,
  • くまモンさん
  • 2019/08/24 12:42
立派な焼却炉があるんですね

考えればそこに生活があるので当たり前なのかもしれませんが
南極という特殊な地にこういったものがあるのを想像するのは
難しいですね

立派な設備で南極生活が快適におくれるのを見た気がします

くまモンさん

昭和基地は小さな町のようで汚水処理なども国内と同等の基準まで
綺麗にして排水できる設備が有ります

南極の環境を守る為ではありますが国内でも自分たちがどうやって
暮らしていれるのかをより一層実感できる場所です
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