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越冬生活 vol.7

今日の物語は・・・

先日行ってきましたみずほ基地への内陸旅行の話です


目的は、
・各地点での観測と自動観測システムの調整
・燃料ドラム12本積んだ橇15台をみずほ基地まで運搬する事

です

出発の朝、皆さんに見送られながら
全員無事に帰還します!と、ワクワク感を抑えつつ心に誓いました

Po7OL9TiB_.jpg


前週に事前準備として大陸にある「S16」と呼ばれる地点で、燃料のドラム缶を満載した橇を連結していたので当日はすぐに出発する事が出来ました

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雪上車1台で7橇もひいていきます

Wnmwx9al9z.jpg

なかなか見れる光景ではないため、一同感動しきりでした

途中、生活に必要なを作るために、雪を雪上車の熱で溶かしながら旅をします

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移動時は、ルートを示す約2㎞ごとに立っている旗を探して走ります
その旗はルートの目印以外に、雪面から旗の印をつけた所までの高さを測り、雪の積もり具合を計測する雪尺観測にも使われます
そして短い物や傾いた物を切り、新しく立て直します

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各地点の観測として雪をサンプリング容器に詰める事も行います

iOKRhE82_t.jpg


時速は約7㎞前後でGPSを頼りにルート旗を見つけながら、毎日朝9時頃から夕方6時過ぎまで走ります

お昼と夕方のキャンプ地についたら、まずは雪上車にご飯をあげます
手回しの給油機で、1台100回転以上回します
この時に風が強いとやる気がそがれます(笑)

npR7WDNgzR.jpg

風上側に雪上車を置いて風除けにします
写真ではあまり大変そうに見えませんが、風は常に吹いていますし、気温もマイナス30度以下、加えて気圧も低いです

1W_CGYIJPg.jpg

7つも橇をひいていますが、手前の3つしか見えない事もあり、前を走る雪上車も全く見えません
このような状態では走る事が出来ませんので視程が良くなるまで待ちます

キャンプ地が決まって給油が完了したら雪上車を風上に向けて並べます
雪上車の後ろに扉がありそこから出入りする為、風の影響が少ない陣形です

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夜はライトをつけて迷子にならない様にします(笑)

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今回メンバーに調理担当が同行したので、毎食豪華でした

lGn6EkqPQv.jpg



私は調理隊員と同じ車両だったので、夕食前に必ず毒味してました

x1XgAiYCUL.jpg


あまり大きな声では言えませんが、南極大陸でカニも出ました

ビールは外で冷やすとすぐ凍るので、温めながら飲んでました
これも「南極あるある」の一つです(笑)


今日の物語はここまで・・・






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この記事へのコメント

  • 1,
  • くまモンさん
  • 2020/12/14 09:55
大変重要なお仕事ですよね

こちら側から安全に見ている分にはとてもきれいで南極らしい絵なのですが・・・

途中で水を補給するのに雪を集めるとか雪のサンプリングとか
こちらではなかなか創造つかないことを知ることができました

そして南極でカニも!!笑

南極らしい写真ばかりを集めました(笑)
本当は空気が薄くすぐに息苦しくなります

作業終了後にすぐ夕食が用意されていて本当に助かりました
カニだけではなく、焼肉もありましたよ

  • 3,
  • くまモンさん
  • 2020/12/14 18:02
空気が薄いとは知りませんでした

やはり大変なところでお仕事されていますね

おいしいご飯食べて頑張ってくださいね!
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